池藤織布が選ばれる理由

国内生産品質と大ロット生産の両立で
お客さまのニーズにおこたえする

池藤織布株式会社は、大手ファストファッション系ブランドをはじめ、百貨店ブランドや専門店ブランド、高級ブランドなどで使用されるカジュアル系衣服製品の生地を生産する国内メーカーです。
多くの方がご存じのように、衣服製品の生産拠点が海外にシフトをした時期に、国内生産は高付加価値の小ロット生産、海外生産は大ロット生産というすみ分けが最適と言われたことがありました。品質や納期が高いレベルで維持されることや、柔軟な対応力、そしてデリバリーなど国内生産には多くのメリットがありますが、大ロット生産の場合には人件費などのコストが低い海外生産にシフトする大きな流れの中、池藤織布は国内生産の品質やサービスを維持しながら本格的な大ロット生産を可能にするキャパシティにこだわり、それを強みとしてきました。池藤織布はこの2つを両立することで、それぞれのメリットを同時に得られる製品供給を可能にしています。
今日では生産拠点の海外シフトが進んだ結果、国内で大ロット生産を可能にするメーカーはほとんど見られなくなりましたが、それにこだわってきたことで今では数少ない担い手となり、多くのお客さまから信頼とご期待をいただいております。

品質と機能性で働く人のユニフォームをささえる

建設業や製造業、オフィスなどをはじめ、飲食や物販など、日本には世界有数のユニフォーム文化があります。働く人のためのユニフォームには伸縮性や防水性、防汚性、さらには静電気の防止など高い機能性が求められるため、ここでも池藤織布の製品が多方面で採用されています。
さらに最近ではユニフォームに高い機能性だけでなく、ファッション性も求められるようになり、自由な表現力を可能にするためにもアパレルブランド向けに製品を供給してきた池藤織布の強みが大いに発揮されています。

おかげさまで創業70年、
量だけでなく質へのこだわりも大切に未来へ

おかげさまで、池藤織布は創業から70年を迎える老舗繊維メーカーとなりました。創業時から大ロット生産にこだわり、スケールメリットをいかしてお客さまのご要望におこたえをしてきましたが、そこにはもちろん「量」だけではなく、同時に「質」へのこだわりも育んできた歴史があります。
衣服向け生地の生産は、時代の変化や経済情勢の影響を強く受けます。景気が好調なときには需要が高まり、逆にリーマンショックなど景気が冷え込むときには生地の需要も冷え込むことになります。しかし、いかなる時代の局面においても確かな技術で安定した品質を維持し、ご要望に沿った生地をお届けすることは池藤織布にとって大切な使命です。身の丈に合った投資など堅実な経営で会社を守ることは製品の供給力を守ることになり、ひいては社員やそのご家族を守ることにつながると確信をしております。

自動化や機械化の時代でも技術を守るのは「人の手」

製造現場の機械化が進んでいる昨今ですが、最終的に技術と品質をささえているのは多くの経験とノウハウが詰まった「人の手」という、実はとてもアナログな世界でもあります。この時代にあってアナログな手法が息づいている世界だけに、「人」が発揮する能力を大切にしたいというのが池藤織布の考えです。
コスト最優先で海外の安い労働力を求めた結果、海外現地の労働環境に対する懸念が指摘されるようになりました。今では現地の生産環境についての改善が叫ばれる流れが起きています。
これからは生地生産のトレーサビリティや、製造現場の可視化などが求められる時代へと進んでいく可能性は高いでしょう。池藤織布の仕事は常に誠実であり、だれにどこを見られても困ることのない環境をつくり、発展させてきました。このように誠実かつ正直なものづくりをつづけることで、どんな時代においても信頼されるメーカーでありつづけたいと考えております。